【書評】科学者の随筆・評伝

ファラデー、シュレーディンガー、湯川秀樹ら、歴史に名を残した科学者たちの自伝や講演集を集めた。未知の世界を探求する研究者が、偉大な業績や発見に至るまで、いかに苦難を乗り越えてきたかを垣間見ることができる。真理を学ぶことによって、人生の可能性は無限に広がっていくことを教えてくれる書物だ。

書評 ローレンツ著『ソロモンの指環』 動物との意思疎通を究めた学者

独学で異形の業績を残した『南方熊楠 梟のごとく黙坐しおる』

『エニグマ アラン・チューリング伝』 コンピュータを作った数学者の生涯

『寺田寅彦と現代』 科学随筆の名手の言葉から今なお学ぶべきもの

書評:ワトソン『二重螺旋』 生命の秘密はどのように解明されたか

岡潔『数学を志す人に』 調和と情緒を重んじた数学者による文明論

ノーベル物理学賞受賞者ファインマン著『物理法則はいかにして発見されたか』

渋谷章『牧野富太郎』 植物に取りつかれた研究者の生涯

書評『大気を変える錬金術』 ノーベル化学賞受賞者ハーバーとボッシュの栄光と悲運

湯川秀樹『旅人』 未知の世界を探求する物理学者の葛藤

『生命とは何か』ノーベル賞受賞 物理学者シュレーディンガーが挑む生命の秘密

ノーベル賞受賞者・朝永振一郎の探究『物理学とは何だろうか』

大科学者ファラデーによる少年少女への名講義 「ロウソクの科学」

『雪』 世界で初めて雪の結晶を作った研究者 ー「天からの手紙」を読み解くために